
OpenAIは、「ChatGPT」の最新の利用統計を発表しました。ビジネスメディアAxiosによれば、ChatGPTは週次アクティブユーザー数は5億人を突破し、世界中のユーザーから送信されるプロンプト数は一日あたり25億件を突破しています。5億人のユーザーの大多数は無料版を利用しており、モバイルでの利用が人気を集めています。25億件のプロンプト送信数の3.3億件はアメリカから入力されており、これは同国でAI活用が拡大している市場規模を示しています。
ただし、これらの数値は、過去にOpenAIが発表した情報やリーク情報と照らし合わせると、整合性に欠ける部分もあります。今年4月、フォーブスは、同社CEOのサム・アルトマンの発言を引用し、ChatGPTの週次アクティブユーザー数が約8億人に達したことを報じていましたが、今回発表の5億人が公式の発表のようです。
1日あたり25億件のプロンプト送信という数値も、ChatGPTやその他のAIモデルの急速な普及による電力消費、環境負荷を懸念する人々にとって、大きく注目されるべき指標です。先日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、OpenAIはデータセンター関連の契約を次々と結んでおり、必要な消費電力の確保を急いでいると報じました。