マーケティング施策を展開する際、相性の良いコンテンツクリエイターやインフルエンサー探しから、声掛け (DM送信)や条件交渉、契約まで、これらの過程には多くの時間が奪われている。代理店を起用したり、クリエイターのデータベース、交渉ツールを使えば効率化できるが、その分、高額なコストが発生する。こうした手間や時間を減らすため、TikTok Creator MarketplaceYouTube BrandConnectのような、大手プラットフォームが提供する専門ツールの活用に注目が高まっている。

こうした中、MetaはCreator Marketplaceの機能強化を発表した。狙いは、InstagramやFacebookを活用したマーケティング施策や広告プロモーションで、クリエイターやインフルエンサーを起用したい企業やアーティストチームが、施策をより短時間で動かし、成果につながる確度を上げることだ。同時に、これまで利用が一部に限られていたCreator Marketplaceへのアクセスを世界中の全てのビジネスに拡大した。

アップデートされた主な機能は次になる。

1) クリエイター推薦の精度向上(Updated creator recommendations)

フォローするアーティストやブランド、過去にタグ付けしたアカウント、投稿へのエンゲージメント履歴などを軸に、関連性の高いクリエイターが見つけやすいように、おすすめ候補の表示が改善された。

2) 広告パフォーマンス指標バッジ(Ad performance indicator badges)

各クリエイターのオーディエンス特性を軸に、Metaが「このクリエイターの視聴者が、あなたのアーティスト/ブランドに興味を持ちそうか」を示す指標バッジを表示。

3) 類似クリエイター検索(Similar creators)

過去にMeta上でクリエイターキャンペーンを実施した場合、成果が良かったパートナーを基に類似クリエイターの検索が可能に。

今回のアップデートで、アーティスト・マーケティングにどのような影響があるだろうか? Creator Marketplaceを活用することで、Metaプラットフォーム上でのクリエイターの検索の時間削減、関連性の高いクリエイターとのマッチングの精度向上、施策の成果達成の確率向上など、作業の効率化が大きな利点となる。

音楽プロモーションにおいては、過去にアーティスト・アカウントをタグ付けしたアカウントや、アーティストのグッズや楽曲を紹介する動画を投稿してきた投稿者を見つけやすくなるため、熱量の高いファン・アカウントやスーパーファンのアカウントを把握し、優先してリーチできる。また指標バッジやエンゲージメント実績から相性の良さを見分けやすくなり、効果の高いアカウントを順番付けできるはずだ。