
現エイベックス・ミュージック・クリエイティブは、日本人ボーイズグループ「ONE OR EIGHT」が、ワーナーミュージック・グループ傘下のアトランティック・ミュージック・グループとグローバル契約を締結したことを発表しました。ONE OR EIGHTは3月リリースの「DSTM」がアメリカのラジオチャート「Mediabase Top 40」で日本人ボーイズグループでは初めてランクインし、世界14カ国でチャート入りを果たしています。
エイベックスは近年、グローバル展開を視野に入れたIPの開発・育成と、グローバルヒットの創出に注力しています。同社が手掛けるXGをはじめ、海外での収益化と音楽活動に強みを持つ日本人アーティストのさらなるグローバル展開に向けたクリエイティブの強化、海外企業との協業、ネットワークの拡充などを行って来ました。ONE OR EIGHTは2024年夏よりエイベックスが育成を始めてきたグループで、アメリカではAvex House Studiosでライティングキャンプを実施し、主要なDSPやラジオ局、テレビ関係者とのネットワークを深めてきました。
2025年4月には、米国のマネジメント会社S10 Entertainmentを買収し子会社化。同社CEOでアーティストマネジャーであるブランドン・シルバースタイン (Brandon Silverstein)が、新設した米国事業拠点であるAvex Music GroupのCEOに就任しました。
アトランティック・ミュージック・グループは、ワーナーミュージック内で2024年に発足したレーベルグループです。傘下には、アトランティック・レコード、300 Entertainment、10K Projectsの3レーベルを展開しています。同グループの経営責任者は、ユニバーサル ミュージック会長兼CEOであるルシアン・グレンジの息子であるエリオット・グレンジが2024年10月に就任しました。エリオット・グレンジは10K ProjectsのCEO兼創業者でもあり、同レーベルはこれまでIann DiorやTrippie Redd、Tekashi 6ix9ineなど、新進気鋭アーティストを早期に発掘し世界規模に育成してきたA&Rに強みを持つことで知られています。
今後、アトランティック・ミュージックはONE OR EIGHTのグローバル・プロモーションやディストリビューションを支援します。パートナーシップ第一弾として6月18日に新曲「365」をリリースする予定です。同曲はジャスティン・ビーバーなどの楽曲を手掛けるソングライターのNasriが手掛けた楽曲です。エイベックスは、新たなパートナーシップを通じて、グローバルヒット創出の取り組みを一層強化していきます。