中国系アメリカ人ヒップホップアーティストのMC Jin、グラミー賞受賞のアメリカ人R&BアーティストのNe-Yo、インド音楽のプレイバック・シンガーのレジェンドであるソヌ・二ガム (Sonu Nigam)、元ワーナーミュージック・アジアの共同社長のジョナサン・サービン (Jonathan Serbin)は、アジアの音楽エンターテインメントに特化した新会社「Pacific Music Group」を設立した。新会社は香港を拠点に「アジア太平洋地域の中心からグローバル水準の音楽キャリアの構築」を目指し、アジアの才能の発掘と育成、プロモーションに投資を行う。また、急速に拡大するアジア音楽シーンに参入する国際アーティストに対して入口を提供する。同社が展開する市場は、日本、中国、韓国に加えて、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど、世界的に成長速度の早い音楽市場も網羅する。

https://www.pacificmusicgroup.asia/

第一段階では、ポップス、R&B、ヒップホップ、エレクトロニック、アジア各地のローカル音楽など、複数のジャンルを横断するインプリントの立ち上げる予定だ。サービンは、近年のワーナーミュージックのアジア展開を主導してきた人物で、同社初のK-POP専門レーベルを立ち上げた経歴がある。Pacific Musicでヒップホップ専門のインプリントを率いるMC Jin、そしてNe-Yo、二ガムは、アーティストに対してA&Rの指導とメンタリングを提供する。

この動きは、アジア音楽の影響力が今後、世界の音楽市場において拡大することを見据えた戦略的な投資だ。サービンは次のように述べている「アジアは、世界の音楽産業において最もダイナミックな影響力を持つ地域の一つとして台頭しています。世界人口の半分が暮らし、トップ10の音楽市場のうち3つがアジアの国であることからも、この地域が世界を主導する準備は整っていると言えます。同時に、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンといった急成長市場には膨大なポテンシャルがあります。アジア発でありながら、活動初日からグローバルな視点を持つ音楽企業が求められていると私たちは考えています」