
高音質な音楽ストリーミングの提供は、今後増えるのでしょうか? Spotifyの高音質配信は、2021年に計画が発表されて以来、ローンチ日が長年噂されてきました。テクノロジー系メディアのTechCrunchによれば、Spotifyが開発中のデスクトップ・アプリのコードに「lossless」という記述が複数見つかったと報告しました。
現時点で、開始時期や機能、利用方法は明らかにされていませんが、これはSpotifyがユーザーに向けた案内や、アップグレードを促すための情報を用意している可能性にも繋がります。
Spotifyの高音質再生機能は、2025年後半にローンチが噂される、音楽スーパーファン向けの新プラン、通称「Music Pro」に含まれる一つの機能との噂で、高音質再生機能を単独提供するかどうかは分かっていません。Music Proは現在のプレミアムプラン (11.99ドル、日本円で約1,740円)に6ドル高い価格 (17.99ドル、約2,610円)で提供されると見込まれています。
新たな高額プランの登場は、近年の音楽ストリーミングサービス各社が行っている値上げとは別の収益拡大の機会をレコード会社や音楽業界にもたらす可能性があります。近年の音楽ストリーミング市場では、複数のサブスクリプションプランを用意する動きが増えています。そのため、SpotifyのMusic Proプランでは、音楽業界やユーザーが納得する価格設定が何かという点で議論を呼ぶと予想されます。
Spotifyが準備する、音楽スーパーファン向けプラン「Music Pro」。楽曲リミックス、チケット先行購入、高音質再生を提供と報道