Spotifyは、新しいサブスクリプション・プランを発表した。新プランは、インド、インドネシア、サウジアラビア、南アフリカ、アラブ首長国連邦 (UAE)の5カ国でテスト運用が開始される。今回Spotifyが発表したプランは、長年、音楽業界で期待されてきた高価格帯で追加機能のある上位サブスクリプション「スプレミアム」(Supremium)の構造に近いもので、予想されていた機能の特徴を備えている。Spotifyは、現時点で、新プランを5カ国以外に展開するかに関する今後の展開は、明らかにしていない。

新プランでは、新たに導入される以下の3つのサブスクリプションに再編される。
プレミアム・ライト
プレミアム・スタンダード
プレミアム・プラチナム

対象地域の新規ユーザーは、上記からプランを選択することとなる。既存のプレミアムプラン利用者は現行の価格や機能をそのまま維持できる。ただし、希望すれば新プランへアップグレードも可能となる。5カ国では引き続き、広告付き無料プランの提供も継続される。

例えば、インドの料金形態は次のように変わる。プレミアム・ライトは月額139ルピーで提供され、広告無し再生、最大160kbps音質での再生が可能になる。今後、同プランがエントリー・レベルのサブスクリプションとなる。

プレミアム・スタンダードは、既存の個人向けプレミアム・プランと同じ機能が提供され、オフライン再生や320kbps高音質での再生が可能になる代わりに、価格が月額139ルピーから199ルピーへ値上がりする。学生プランはプレミアム・スタンダードとなり、これまでの69ルピーから99ルピーへ引き上げられた。

新たに始まる最上位プランのプレミアム・プラチナムは月額299ルピーでの提供で、10月に始まったロスレス音源での再生に加え、AI DJ、AIプレイリスト、DJソフトウェア連携など高機能が利用可能となる。また同一アカウントで最大3人までが利用できることも特徴だ。これは既存のDuoプラン (179ルピー)、ファミリープラン (229ルピー) に変わる形となっている。

インドのSpotifyの競合サービスであるJioSaavnは、プロ・プランは89ルピー、Duoおよびファミリー・プランはそれぞれ129ルピー、149ルピーとなっている。また、YouTube Musicは、個人向けプランは119ルピー、ファミリープランは179ルピーに設定されている。

インドを含めて、今回Spotifyが新プランの提供を始めた5カ国は、新興音楽ストリーミング市場で、今後の高い成長が期待される国だ。当然ながら、Spotifyもこれらの地域でさらなる成長を目指している。新プランの導入が、Spotifyにとって、新興音楽市場でのサブスクリプション利用者獲得に繋がるかどうか、今後の取り組みに注目が集まる。