Metaが運営するSNS「Threads」は、投稿に再生可能な楽曲を追加できる、音楽ステッカー機能をテストしている。この機能では、ユーザーが特定の楽曲をThreads投稿に添付出来、その投稿を見たフォロワーやユーザーはアプリやブラウザ上で楽曲が再生できるようになる。
音楽ステッカーはThreadsのデザイン部門責任者のクリストファー・クレア (Christopher Clare)の投稿した画面で確認できる。投稿では、楽曲のカバーアートが表示され、再生ボタンをタップすると、楽曲のサンプルが再生される。
Metaは、Threads以外のアプリ、FacebookやInstagram、Messenger、Horizon、WhatsAppでの楽曲利用と権利者との収益分配、新機能の開発に関するライセンス契約をメジャーレコード会社や出版社と複数年単位で締結してきた経緯がある。2024年にMetaがユニバーサル ミュージック グループおよびワーナーミュージック・グループと契約を更新した際には、ライセンスの対象がThreadsだけでなく、WhatsAppまで拡大した。2025年1月には、MetaがThreads投稿に楽曲を追加する機能を開発中との報道が出たが、これもメジャーレコード会社との新たな契約による取り組みと見られていた。
Threadsでの音楽共有機能は、競合するTikTokが音楽利用の機会を生み出すプラットフォームとして確立していることへの対抗策とも見受けられる。TikTokは先日、同社が実装する「音楽アプリに追加」機能で60億曲以上が保存され、Spotify、Apple Music、SoundCloud、Amazon MusicなどDSPで「さらに何十億回ものストリーミング再生」を生んでいることを明らかにしたばかりだ。TikTokの楽曲利用がDSP再生に繋がっている事実と、TikTokがユーザーに対して提供するアプリ内のエンゲージメントの機会は、ユーザーエンゲージメント向上を狙いたいMetaにとっても脅威と映るはずだ。
