Facebookは、スーパーファン向けの新機能を複数発表した。アーティストや著名人、アスリートが自らのコアなファンに対して付与できる、カスタマイズ可能な「トップファン」バッジ機能で、従来のバッジよりも個性的なデザイン編集が可能になっている。すでに、エド・シーラン、カーディ・B、J・バルヴィンといったアーティストたちがコアファン向けにバッジを制作しており、ファンたちは、それぞれ「Bardi Gang」、「Sheerio」、「La Familia」といったバッジを獲得できる。

https://creators.facebook.com/blog/new-features-to-help-creators-build-community-on-facebook

ファンはお気に入りのアーティストやクリエイターのコンテンツに継続的にエンゲージすることでトップファン・バッジが獲得できる。取得したバッジは、アーティストページにファンがコメントした際、名前の横に表示される。また、自身のプロフィール上でも獲得バッジを公開できる。ファンにとっては、これらのバッジ獲得は、アーティストやクリエイターから認知され、ファンの応援活動により深く関われる新たな手段となる。またコンテンツを配信するクリエイターにとって、自らを応援してくれるファンダムやファンコミュニティを認識しやすくなる。

制作・付与方法はフォロワー100人以上のアーティストやクリエイターは従来のトップファン・バッジを付与できるが、カスタム可能なバッジを作成できるのは、フォロワー100万人以上のアーティストに限定されている。

もう一つの新機能「ファンチャレンジ」は、アーティストやクリエイターが独自のハッシュタグや目標を設定し、ファンの参加を促し、コンテンツ投稿を活性化できる。最も多くのリアクションを獲得した投稿は「ファンチャレンジ・リーダーボード」に表示され、他のファン投稿を見つける場として活用もできる。

https://www.facebook.com/fan_challenge/?id=25305997599025455

成功事例として、コンテンツクリエイターのケイレン・カレンは同機能を活用し、ファンコミュニティからの投稿を増加させ、エンゲージメント強化に成功している。直近3カ月で、ファンによるチャレンジ投稿は150万件以上に達した。コメントやリアクションは1000万人以上から獲得できた。こうした高いファン活動の強化は、アーティストやクリエイターのブランド強化や、コンテンツへの効果的なエンゲージメントの醸成に寄与している。