投稿公開日:2025-09-25 投稿カテゴリー:音楽業界 / テクノロジー 米国と中国は、TikTokの米国事業を存続させる合意に両国間で達したことをトランプ米大統領が発表した。今回の合意では、米国事業は、米国内の企業連合へ移管される。また、TikTokの米国ユーザーに関する全てのデータを、米クラウドサービス大手のオラクルが運営するクラウドに保存される。企業連合の1社となるオラクルは、ChatGPTを開発するOpenAIを含む多くの企業にクラウドコンピューティングを提供しており、ByteDanceも利用企業の一社だ。TikTokの米国ユーザー規模は1億7000万人以上と伝えられており、これらのデータは、中国政府を含む敵対勢力からの安全対策のため、オラクルのサーバーに保管されている。TikTokのアルゴリズムの管理についても、進展が明らかになった。オラクルがアルゴリズムを監査し、セキュリティ管理を行い、米国ユーザーデータに基づいて再学習させる見通しだ。米国ユーザーが投稿したコンテンツは、米国外でも引き続き閲覧でき、その反対も可能になると伝えられている。TikTokの米国事業の買収候補には、オラクルのラリー・エリソン、デル・テクノロジーズCEOのマイケル・デルに加えて、FOXニュースやニューズ・コープなどの親会社であるメディア大手フォックスのルパート・マードックと息子のラクラン・マードックの名前も挙がっています。ただし、事業への投資はフォックスを通じて行われ、マードック家が個人で投資することはない、と関係者は語っている。TikTokの取締役7人のうち、6人はアメリカ人、残る一人をByteDanceが指名するという。