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TikTokはレーベルにとって最も重要なプロモーションツールとなったことで、多くのリリースプランがTikTok中心に動いています。けれど、将来的には、アーティストのマネタイズや物販も、TikTokが主流になる可能性も秘めています。アプリ利用分析会社、Data.aiが発表した2022年Q1(1-3月期)のモバイルアプリ消費のトレンドレポートによると、TikTokは世界で最も購入に繋がるアプリとなっていることが分かってきました。TikTokの全世界ユーザーが同アプリでギフトなどを購入した額は、2021年Q4から40%も上昇して、わずか3カ月間だけで8億4000万ドル(約1050億円)に達しました。TikTokのユーザー支出額は、全ゲームとアプリの中で1位となっており、課金額でゲームを上回った初めてのアプリとなりました。

TikTokで主流な課金方法は、バーチャルコインの購入です。ユーザーがお気に入りのクリエイターに送るバーチャルギフトをコインで購入したり、値段に応じて様々なギフトの購入が出来る、投げ銭機能です。またクリエイターは購入したコインで、自らの動画を宣伝したりフォロワーを増やすプロモーションツールを利用することが可能になります。

Data.aiは、TikTokの全世界での月間アクティブユーザー数(MAU)は約16億人に増加していると、推測値を示しています。またTikTokの中国以外のグローバルユーザーが、同アプリに費やす消費時間は月間19.6時間に達しており、利用者数だけでなく、高いエンゲージメントを生んでいると指摘します。2018年の月間平均アプリ利用時間は4.2時間だったことを考えると、4年で4.7倍も増加したのです。

Data.aiのレポートでは主にTikTokコインの利用増加とアプリ内課金が取り上げられましたが、TikTokは2022年内にTwitterの広告収入を上回ることが予想されています。TikTokの広告収入予測は116億ドル。これはTwitterとSnapchatの広告収入予測を合算した104.4億ドルを上回ります。しかし、広告収入ではFacebookとInstagramが850億ドル、820億ドルと広告市場で大きなシェアを握っています。

しかしFacebook、またはMetaもTikTokの勢いを止めることは出来内容です。イギリスのリサーチ会社Enders Analysisによれば、イギリスの18歳から24歳では、FacebookとInstagram、WhatsAppを合計した消費時間と同じ程の時間をTikTok利用に費やしていると述べており、グローバル市場での急激な伸びは引き続き続くと見られます。

TikTokがアプリ内課金の次に狙うとすれば、アプリ内購入が領域の一つになる可能性は高いはずです。すでに「TikTok売れ」という言葉があるように、TikTokの動画が起点となって、商品購入が伸びた事例はすでに生まれています。音楽の物販や販促活動において、音楽コンテンツと相性の良いTikTokで音楽を見つけたユーザーが音楽商品を購入する販売方法は注目を集めていくと思われます。