TuneCore Japanが定期的に情報公開してきた、アーティストへの還元額が2021年でさらに拡大しました。
同サービスは2021年度の還元額が約98億円に達したことを明らかにしました。これは前年比137%という驚異的な伸びで、これでTuneCore Japanのアーティストやレーベルへの累計還元額は268億円を突破しました。音楽ストリーミングサービスからの還元額は前年比149%と高まっており、日本人アーティストがストリーミングを活用した音楽活動が増え、総体的に成果へと繋がってきたトレンドが伺えます。
TuneCore Japanを使うアーティストでは、Tani Yuukiや、Chinozo、BLOOM VASE、心之助といったインディペンデントアーティストが、SNSやチャートで話題を集め、オーディエンスを獲得してきました。また忘れてはならないのは、TikTokやYouTubeショートなど短尺動画配信の収益化にも対応するなどして、新たな収益方法を常に開拓して提供し続けていることです。DIYアーティストやインディペンデント・アーティストが必要とするのは、配信だけでなく、コンテンツマーケティングや収益確保まで、様々なプラットフォームや形式へ活動の多様化が進んでいます。これらを横断するツールを提供する音楽サービスが増えていることは、潜在的なインディペンデント音楽市場で多角化の波が高まっていることが見えてきます。