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インディペンデント音楽ライセンス・エージェンシー「Merlin」と、投資会社「Jamen Capital」は、ユニバーサル ミュージック グループ傘下のVirgin Music Group (VMG)からカーブ・ロイヤリティ・システムズ (Curve Royalty Systems)買収を正式に完了した

今回の取引は、カーブの前オーナー会社であるDowntown Music Holdingsの買収についてVMGが規制当局から承認を得るための資産売却の一貫で行われた。

https://www.curveroyaltysystems.com

カーブは、レーベルやディストリビューター、音楽出版社が行う複雑なロイヤルティ分配業務を簡素化して実行するためのツールを提供している。

同社のサービスは、世界中で数千以上のレーベル、ディストリビューター、出版社、その他の権利者に活用されている。カーブのクライアントには、Armada、Defected、Epitaph、Exceleration Music、Reservoir、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、Virgin Music Group、ネットフリックス、BBC/Demonなどが名を連ねる。

今回の買収後、カーブはMerlinとJamen Capitalの共同出資によって、独立した事業体としてサービスを継続する。

CEOで社長のリチャード・リーチ (Richard Leach)をはじめ経営陣やチームも維持される予定だ。

さらに、新たなオーナー体制となり、カーブは同社のイノベーションを加速させ、既存サービスを拡大するとともに、世界各国のレーベル、音楽出版社、ディストリビューター、その他の音楽関連企業向けに新製品を開発する予定だ。

MerlinのCEOを務めるチャーリー・レクストン(Charlie Lexton)は、次のように述べている「カーブは、世界中の独立系音楽企業にとって不可欠なインフラです。今回の買収完了により、彼らの独立性が確保されるとともに、同社が貢献してきたコミュニティに対して中立的で信頼される存在であり続け、密接なつながりを保ち続けることが保証されます。私たちは、同チームがプラットフォームを拡大し、この業界に必要な次世代の製品・サービスを開発していく取り組みを支援できることを誇りに思います」

今回の取引に、Merlinが関与したことは、同団体の進化と活動領域の拡大を象徴する動きと言える。

Merlinは以前から、インディーズレーベルを束ねて一つの連合体を作り、DSPなどのライセンサーに対して、インディーズがより良い条件を引き出すための、純粋な集団交渉団体として歩んできた歴史がある。

カーブの買収は、すでに多くのインディーレーベルやディストリビューターが利用するロイヤルティ会計処理サービスを買収しただけでなく、Merlinがインディー業界の「インフラ」を確保する役割も担うことを示した。

いわば、Merlinは今後、インディー向けインフラの守護者となる立ち位置へ姿を変えようとしているとも言えるだろう。

独立系音楽業界に求められる、収益分配業務インフラ「Curve Royalty Systems」をJamen CapitalとMerlinが買収

投稿者

  • ジェイ・コウガミ

    ジェイ・コウガミは、Music Ally Japanのエディトリアル・ディレクターで、ニュースレター記事執筆、イベントおよびカンファレンスのモデレーターを担当しています。