2022年4月、TikTokの親会社ByteDanceが中国で「Soda Music」(汽水音乐)を始めた。これは、同社が中国ストリーミング大手のTencent Music EntertainmentとNetEase Cloud Musicに競合するために立ち上げた、音楽ストリーミングサービスだ。開始当時、多くの関係者は、中国市場で圧倒的な存在感を持つ先行二社の牙城を崩せるか、疑問を投げかけた。それから4年が経ち、その答えはどうやら実現するかもしれない。

MarketBeatは最近、Tencent Musicの株価が大幅に下落したことを報じた。その要因の一つがByteDanceのSoda Musicが猛烈な勢いで拡大していることを挙げた。Soda Musicの月間アクティブユーザー数 (MAU)は、昨年9月時点で1億2000万人に達しており、前年同期比で90%増加した。さらに、その6カ月後には1億4000万人に増加したとされている。

最も、Tencent Musicは、近年注力するサブスクリプション会員獲得が好調で、2025年末には1億2700万人に達し、前年の1億2100万人からさらに増加している。一方、同サービスのMAUは前年比5%減少したものの、5億2800万人と依然として大きなリードを保っている。Tencent MusicやNetEase Musicは有料会員の獲得拡大を強化する戦略にシフトする中、施策が大きな成果を上げている。

それでも、音楽業界にとっては、Soda Musicの台頭は注目に値する。同サービスは有料会員の獲得でも、存在感を強めている。IFPIのグローバルレポートでは、中国は2025年、ドイツを抜いて世界4位の音楽売上市場へ、世界ランキングを上昇させたが、その要因の一つは音楽サブスクリプションの新規有料会員獲得となっている。