マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』は、4月公開 (日本公開は6月12日)から世界的なヒット映画となり、映画業界のあらゆる予想を上回る結果を残している。
同作は、伝記映画では史上初めて興行収入が10億ドル (約1630億円)の大台に到達した。
内訳は、米国で3億7180万ドル(約600億円)、海外で6億2980万ドル (約1020億円)。日本だけの興行収入は57億2058万円を突破し、2026年公開の実写映画で1位を更新している。
世界興収10億ドルを突破した2026年公開の映画では、『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 に続いて2作目となり、実写映画では今年初の快挙となった。
『マイケル』は公開初週の週末だけで、米国で9700万ドル、全世界2億1700万ドルを記録し、2015年の『ストレイト・アウタ・コンプトン』が記録した公開週末興行記録の6000万ドルを大きく更新した。
音楽伝記映画でも、同作は歴代1位のヒット映画となり、2018年のクイーンの大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』が記録した全世界9億1100万ドル (約1480億円)を超えた。
さらに、実在の人物を題材にした映画でも過去最高記録を達成し、2023年の『オッペンハイマー」の9億7500万ドル (約1580億円)を上回った。
同作の人気は、好意的な口コミの波及効果と、何度もリピート鑑賞する熱心な観客に支えられている。世界各地で支持を集め、世代を超えて文化的、社会的現象となった。
『マイケル』の人気は、映画の興行収入だけに留まらない。
マイケル・ジャクソンのカタログ楽曲ストリーミング再生数も世界各地で急上昇している。
彼のSpotify月間リスナー数は1億445万人を記録し、世界で最も再生されるアーティストの5位まで上昇してきた。
カタログ楽曲も、複数曲が同時に再生数を伸ばしている。「ビリー・ジーン」はSpotify週間グローバル・トップソング・チャートで1位を獲得した。
同チャートでは「今夜はビート・イット」(Beat It)、「Chicago」「今夜はドント・ストップ」(Don’t Stop ‘Til You Get Enough)、「ヒューマン・ネイチャー」「スムーズ・クリミナル」などがラインクインしている。
これらは劇中で使用された楽曲であるが、「Chicago」などSNSでバイラル化したUGC投稿に使用された楽曲も含まれており、複数のDSPを横断して、カタログ楽曲の再生が再活性化している。
