AI音楽スタートアップ「Udio」は、新たな大手音楽企業大手とライセンス契約を締結した。今回は独立系音楽出版で世界各地で事業を展開する「Kobalt Music」との契約を実現した。Udioは、すでにユニバーサル ミュージック グループ、ワーナーミュージック・グループ、Merlinとライセンス契約を締結しており、4件目の主要なライセンス契約となる。両社は今回の提携が「Kobaltと契約するアーティストやソングライターが、新たな収益源を生み出す重要なステップになります」と述べている。当然ながら、契約条件の詳細や、契約金額は公表されていない。
今回の取り組みによって、Udioは今年後半に予定している同社のサブスクリプション型サービスおよび新モデルの立ち上げに、Kobaltのカタログ楽曲に含まれる許諾を受けた音源を学習に使用することが可能となった。新サービスは、詳細が明らかにされていないが、正式にライセンスを受けた音源が使用される。Udioによれば、許諾を得たアーティストの声、ソングライターの楽曲を使ってリミックスやカバー楽曲、新曲を作成できるようになるクリエイティブツールと説明する。楽曲利用を許可したアーティストやソングライターには適切なクレジットが付与され、報酬も支払われる予定とされる。
またUdioは、新サービスの立ち上げ前に、アーティストやソングライターの権利保護措置、拡充した追加施策を導入する方針も示した。
Udioとライセンス契約を結んでいないのはソニー・ミュージック・グループのみとなった。同社はUdioに対する訴訟を継続している。一方、ユニバーサル ミュージックとワーナーミュージックは、ソニー・ミュージックと連携してUdioを大規模な著作権侵害で訴えたが、提携を期に和解し、訴訟から手を引く形となった。
