世界最大のライブイベント・チケットサービスの「チケットマスター」は、フィリピンに参入し、アジア事業の強化を加速する。同社はフィリピンの不動産開発大手で、チケット販売会社も手掛けるSMプライムと合弁会社「SMチケットマスター」を設立した。新会社は、チケットマスターのグローバルなチケット販売技術、イノベーション、不正防止の専門知識に、SMプライムの現地オペレーション経験とフィリピン市場に対する知見を組み合わせて、SMチケットが手掛けるチケット販売を担い、フィリピン全土でライブのファン、プロモーター、主催者、会場を支援する。2011年設立のSMプライムはフィリピン最大のチケット販売サービス「SMチケッツ」を運営しており、全国に100カ所以上の販売拠点を持つ。チケットマスターは同国への参入は、クラブ公演から大型コンサート、海外アーティストのフィリピン公演、スポーツ、その他のライブイベントまで、フィリピン国内でライブ体験への需要が高まっていることを背景として挙げている。
SMチケットマスターは、チケットマスター親会社のライブ・ネイションが所有・提携する会場以外の第三者の会場、プロモーター、その他の事業者とも提携する。またSMプライムが所有する会場である「SMモール・オブ・アジア・アリーナ」(収容人数1万5,000人)、「SMDCフェスティバル・グラウンズ」(収容人数5万人)、そしてセブ市で建設中でまもなく開業予定の収容人数2万5,000人規模の新アリーナ「SMシーサイド・セブ・アリーナ」なども支援する。
SMプライム社長のジェフリー・C・リム (Jeffrey C. Lim)は次のように述べた「私たちの目標は、顧客にとってより信頼性が高く、安全で、便利なチケット購入体験を提供することです。今回の提携を通じて、チケットマスターのグローバルなチケット販売技術と、私たちのオペレーションに関する専門性を組み合わせ、フィリピンにおけるライブエンターテイメントの次の成長を構築していきます」
今年、SMプライムの会場で公演が決定している海外アーティストはレイヴェイ、ITZY、コーダライン、チャーリー・プース、LANY、ジェイソン・ムラーズ、5 Seconds of Summer、EXOなどが含まれる。SMチケットは今後、既存のチケット予約販売サービスをSMチケットマスターへ移行する。
