チケット販売大手のチケットマスターは、音楽企業としてChatGPT向けアプリを投入し、AI活用のチケット発見に参入した。音楽ファンは、ChatGPTの会話画面の中で、チケットマスター・アプリを通じて、好きなアーティストのライブを見つけ、チケット価格や座席オプションが比較できるようになる。デモ画面では、利用者がChatGPTでチケットマスターアプリを立ち上げ、イベントの予定、スケジュール、価格について質問を投げかけると、会場の座席とチケット価格の候補が表示される。購入に進む場合は、チケットマスターの購入画面に即時に切り替わる。これにより、ChatGPTから離れることなく、会話形式でイベントを見つけやすくなるため、チケット購入までのハードルが低くなることに期待される。
またチケットマスターは現在、ChatGPT内での「スポンサード広告表示」のテストも進めている。これは、OpenAIが最近立ち上げた広告事業と連携した取り組みで、ChatGPTに対して「近くで開催されるコンサートは?」「今週末に開催されるイベントは?」といった質問には、購入意欲が高まっているシグナルが含まれるため、関連性の高い広告を表示できると説明する。
チケットマスターは、AIを活用した次世代のイベント発見体験の構築を目指している。背景には、検索エンジンではなく、チャットボットを使って情報を探す人が増える流れを取り込みたいという思惑が伺える。AIによるチケット販売促進にいち早く参入することで、ライブ・イベントの発見が今後どこで起きても、チケット販売者がファンとの接点を保ち続けられるようにすることが狙いだ。
