日本でも不正アクセスやボットによるサイバー攻撃を受ける企業が後を絶たない。

そんな中、米国ではアーティストもサイバー攻撃の被害を受ける事態が発生した。

何者かが大量のボットを用い、ライブチケット販売時を狙った攻撃が行われた。

被害にあったアーティストは、カントリーミュージックの著名アーティストのガース・ブルックスで、予定していたカンザスシティでのコンサートは中止となった。

ボットの集中攻撃を受けたのは、11月7日(土)にカンザスシティのT-モバイル・センターで予定されていたライブのチケット販売。

このライブは10月21日に同会場で開催される3公演のうち追加公演として発表され、2日後の10月23日にAXSのチケットサービスを通じて販売が開始された。

当日、チケット購入のためオンライン待機列には9万人以上が並んだが、アーティスト側の発表によれば、その大半はボットだったことが判明した。

ブルックス側によれば、ボットがアリーナのフロア席から下層スタンド席を大量に確保したため、ファンがこれらの座席を購入できなくなったという。

この事態を受けたAXSと会場側はチケット販売の停止を余儀なくされた。チケット販売当日、ブルックスのチームは過剰なボット行動を理由にチケット販売の停止をSNSで発表したが、この投稿が行われたのは、チケット販売開始からわずか35分だった。

その結果、カンザスシティの追加公演は中止となり、運良くチケットを購入できたファンには自動的に払い戻しが行われる。一方で同会場ですでに発表済みの2公演は予定通り開催される。

その後の投稿でブルックスはファンに謝罪した。また、ボットによる攻撃が「回を重ねるごとに悪化してきた」とも説明した。そして、この問題を調査するとも述べた。

https://garthbrooks.com/news/a-day-of-highs-and-lows-kansas-city-on-sale-halted-as-seattle-sets-records

投稿者

  • ジェイ・コウガミ

    ジェイ・コウガミは、Music Ally Japanのエディトリアル・ディレクターで、ニュースレター記事執筆、イベントおよびカンファレンスのモデレーターを担当しています。